〈おすすめのテキスト〉
「プロの撮り方 構図を極める」:ブライアン・ピーターソン著
被写体に何を選ぶか大切ですよね。
そんな時ついつい忘れがちなのが、背景の存在。
背景の役割は被写体をより際立たせること。
どんな背景が被写体を際立たせるのでしょうか。
簡単にできる背景選びのコツをお伝えします。
被写体を際立たせる背景のポイント
背景が目立ってしまうと視線がそちらに向かってしまうので
被写体(主人公)を際立たせることは出来ないですよね。
では、目立つ背景とはどんな背景でしょうか。
1.被写体より色が鮮やか
その対策の一つが、背景のボカシです。
ボカすことで色味や形がボヤけて目立たなくなります。
2.余計な物が写っている
画面に入らないようにカットしましょう。
スマホで背景をボカすには被写体に近づく必要がある上、
絞り機能が無いのでボカシには限界があります。
今回は余分な物をカットして
被写体を目立たせてみようと思います。
目立つ要因をカットしてみる
〈case1〉カットが容易な場合
左上にビルの一部が写っています。
空の白色、ビルの黒色のコントラストが強いせいもあって
何となく目がそちらに向いてしまいますよね。
このビルをカットしてみましょう。
これで左上に目は行かなくなりました。
ただ、桜の花が多すぎてピントの合っている花に
視線を集中させられません。
手前の花以外をもっとボカすか、
奥の花が写らないような構図を選べたら
もっと良い写真になったと思います。
〈case2〉被写体の花の数をカットする
この写真では手前と奥に梅の花があり、
どちらに視線を持っていけば良いか曖昧です。
思い切って奥の花をカットしてみましょう。
これで焦点が明確になりました。
(イイ写真かどうかは別として。)
ただ、
背景にある右下のビールケースとか
花の左にある電柱とか、
やっぱりジャマですね。(反省)
こういう余計な物を入れないのが
良い背景ってモンです。(えっへん!)
次も同じような例です。
キレイな色をした葉っぱを見つけて、
喜んで撮った写真です。
葉の枚数が多過ぎて、
どれを見たら良いか迷ってしまいます。
小さな白い花も余分ですね。
思い切ってカットしちゃいましょう。
とてもスッキリしました。
コレはちょっとイイかも。(自画自賛)
〈case3〉カットする条件を厳しくしてみる
この写真も左上の石が余分ですが、
さらに条件を厳しくして右下の板もカットしてみます。
背景が整理されて
松ぼっくりにシッカリ目が向くようになりました。
まとめ
この記事ではトリミングして作例にしました。
ただ、トリミングすると
画像サイズが小さくなってしまうので、
なるべく避けたいところです。
今回この記事を作成してみて、
改めて背景について勉強になりました。
今後撮影する時は背景にも気を配って
撮りたいと思います。(模範解答)
(本音)
イイじゃん、気楽に撮れるからスマホなんだよ。
大きく引き伸ばして印刷するワケじゃないんだから、
気に入らなきゃ後でトリミングしてやんべ。
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