スマホ写真のコツ・実践記5:スマホが苦手な被写体とは?

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スマホでも使える知識かどうか、実践してみました。
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スマホが苦手な被写体とは?

この数回、
被写体に近づいて撮影する記事をお届けしてきました。
すると実践するうちにデジカメでは撮れていたのに
スマホでは上手く撮れない場合がある事に気付いたのです。

それは「小さな被写体」。
小さな物を大きく撮るには、被写体に近づく必要があります。

それが数センチ程度の大きさの場合、
画面を見ながら近付くうちに
1cmほどのギリギリの距離になっていたりします。

すると、ピントが合わない!
ピントの合う位置まで離れると被写体が小さい。

それでも何とかピントの合う近さで撮ってみたけど、
被写体の手前しかピントが合っていない。

こんな悩みにぶつかってしまいました。
実例を出して、ご説明しましょう。

被写体は小さな苔(コケ)

〈case1〉こんな場所に変わった苔が。


玄関を出た時、
ふと目に留まったのが赤丸内の苔(コケ)。
しかも、赤い松の葉のようなものが沢山伸びてる!

こういうヤバイ物、大好きなんですヨ。
さっそくマクロで撮ってみましょう。

〈case2〉スマホで撮りたいけど、ピントが・・・

何枚か写真を撮り、パソコンで確認してみたら
「ピントが合ってない!」

辛(かろ)うじて「見れる」のがコチラ。

〈case3〉ピントが合ったのは狙った場所の先


撮りたいのは赤い松の葉(のような物)だったのに、
その先の苔にピントが合っています。

つまりスマホカメラが最も近く撮れる距離が
今回のケースでは苔のある所・距離だった訳です。

では少し離れてズームで撮ってみたら、どうでしょう?

今度は松の葉(?)の手前だけとか、
奥の方だけとか、部分的にピントが合うばかりで
松の葉全体にはピントが合わないのでした。

〈case4〉こんな写真を撮りたかった

では、僕が撮りたかった写真(構図)は
どんな写真だったのでしょうか。

スマホからデジカメに変えて撮ってみました。

松の葉全体とは行きませんでしたが、
遥かに広い範囲にピントが合っています。

さらに背景がボケて、
松の葉がより際立っています。
(イイ写真かどうかは別として。)

この写真だけ見ると
「南の島で撮ったんだゼ。」と、
自慢しても分からないでしょう。(笑)

被写体に「苔(こけ)」、イイですヨ。

苔はスマホとの相性がイマイチですが、
とても魅力のある被写体です。

肉眼ではただのフカフカした緑にしか見えなかった苔が
マクロで撮影してみたら全く予想していなかった形だったりします。

実例を挙げてみましょう。

〈case5〉緑の広場


一見、芝生のように見えますが
近寄ってマクロで撮影してみると・・・

〈case6〉それは一面の苔だった。


ビックリですねエ~。
オドロキですねエ~。

想像を超えるカタチをしています。
そこが、面白いんデス!

〈case7〉秘境に来た気分

締(し)めに、とっておきの1枚を。
レストランの駐車場の隅にあった岩に生えていた苔です。

追加記事:スマホは夜景も苦手

スマホを三脚に固定し、夜景撮影に挑戦しました。
撮った写真をPC画面で見て判明した苦手の理由とは?
⇒スマホで夜景撮影してみた記事はコチラ

おわりに

結局、
日頃使い慣れているデジカメの方が
思い通りの写真が撮れるんですよね。

ここでお知らせしておきたいのは、
このデジカメよりスマホの画素数の方が
大きい、という事です。

単に画素数が大きければ
キレイな写真が撮れるのでは無く、
絞りやシャッター速度を駆使した方が
理想の写真が撮れます。

そうは言っても、普段荷物になる
デジカメを持ち歩くのは面倒。

今後もスマホに応用できるテクニックを試していきます。
お楽しみに!
>>【スマホ写真のコツ・実践記】記事一覧はコチラ <<

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