スマホで写真撮影がもっと上手くなりたい!
僕がイチオシの本「プロの撮り方 構図を極める」は
とっても勉強になるけど、内容は一眼レフ用。
スマホでも使える知識かどうか、実践してみました。
「プロの撮り方 構図を極める」の紹介ページはコチラ
背景をボカす方法その1: シーンモードでPortrait(ポートレート)を選ぶ
カメラにはシーンモードがあります。
撮る状況、シーンに合わせてカメラのモードを変え、
よりキレイに撮影できる機能です。
ポートレート・モードは人物を撮る時のモードで
背景をキレイにボカすことが出来ます。
スマホに標準のカメラアプリでシーンモードを選べない場合、
Playストアなどからカメラパプリをダウンロードします。
僕の場合、「Open Camera」というアプリを使っています。
このアプリは、ズームや露出補正をスライダーで調整できたり、
シーンモードやホワイトバランスを選べたりと、
スマホを一眼レフのように使えるようにするアプリです。
「スマホに任せておけば自動的にキレイな写真撮れるじゃん。」
と言われてしまったら、それまでなんですけどね。
背景をボカす方法その2:被写体に近づいて撮影する
こちらの方法の方が手軽に背景がボカせますが、
キレイにボカすには条件があります。
・被写体の近くまで寄れる
・被写体と背景の間に距離がある
これら2つの条件を満たすほど、背景がキレイにボケます。
被写体の近くまで寄れるけど
被写体と背景の間が開いていない。
被写体と背景の間に距離があるけど
被写体に近づけない。
このような状況だと背景はボケません。
そもそも、なぜボカす必要があるのか
人の視線はピントが合っている所に
自然と目が行くものです。
被写体は自分が写真に記録したいと思った対象なので、
被写体以外のものは目立たせずに、
被写体だけに見る人の視線を持って行くのが理想です。
例えば花畑の中の人物を撮るとします。
一面に咲く花がキレイ。
人物も撮りたい。
そこで人物も花もピントの合った写真を撮った。
この写真を目にした時、キレイな写真には見えても
今一つ訴求力が足りず、物足りない写真になります。
花か人か、どちらかに重点を置いた方が訴求力があるのです。
ピントはボケているけどカラフルな背景の人物。
手前に大きくピントの合った花の奥に、ボケた人物を配置。
花も人も撮りたいなら、花がメインの写真と、
人物メインの写真、2通り撮ってみましょう。
きっと、この方が訴求力があって面白みのある写真になりますよ。
シーンモードと距離、キレイにボケるのは
まずはシーンモードを変えて撮影してみました。
〈CASE1〉
〈CASE2〉
どちらも背景がボケていますが、
違いがほとんど分かりませんネ。
次はより近づいて撮った写真。
〈CASE3〉
コップは画面からはみ出てしまいましたが、
より背景をボカすことが出来ました。
結論:
設定をゴチャゴチャとイジるより
さっさと被写体に近付け。
まとめ
今回は重要な写真テクニックの一つ、
背景ボカシに挑戦しました。
全体にピントが合った写真より
背景がボケた写真の方が優れている、
という訳ではありませんが
意図的に背景をボカせるテクニックを身に付けた方が
より多くお気に入りの写真を撮影できる選択肢が増えます。
また、何をメインの被写体にするか選ぶことで
写真の感性も磨くことができます。
前述のボケる条件を満たせば、
簡単に背景をボカすことができるので、
ぜひチャレンジしてみて下さいネ。
>>【スマホ写真のコツ・実践記】記事一覧はコチラ <<