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「プロの撮り方 構図を極める」:ブライアン・ピーターソン著
スマホのカメラアプリの設定を
一つ変えるだけで写真のレベルが上がります。
その設定とは「グリッド」。
グリッド線とかカメラグリッドなどとも呼ばれます。
設定一つで写真が上達する超即効のコツ、お伝えします。
グリッドを設定する
まず、スマホのカメラアプリを立ち上げます。
設定マーク(歯車)をタップして設定画面を呼び出し、
スクロールして「グリッド」または
「カメラグリッド」などの項目を探して「オン」。
アプリによっては
グリッドの種類を選べる場合があります。
その場合は「3×3」を選んで下さい。
これで設定は完了。
撮影モードに戻した時、
次のように格子線が入っていればOKです。
グリッドの使い方
1.水平線を合わせる
例えば、南の海に行ったとします。
(東京湾とかじゃなくて、南の海)
水平線をグリッド線に合わせると
水平線が斜めになるのを防止し、
安定した構図になります。
グリッドの横線は2本あり、
どちらの線に合わせるかは
何を強調するかで変わります。
〈case1〉上の線に合わせる場合
ここは南の海です。
透明な水の美しさを表現したいとか、
波の砕ける様(さま)を撮りたいとか、
海を主役にしたい場合に上の線を使います。
〈case2〉下の線に合わせる場合
しつこいようですが、
ここは南の海です。(東京湾とかじゃなく)
入道雲が見事だとか、
UFOの大群が飛んでいるとか、
空を主役にしたい場合に下の線を使います。
夕焼けの空などにもイイですよね。
〈case3〉水平線を中心に持ってきた場合
「ワシは空と海に感動したんで
どっちも主役にしたいんじゃ!」と、
ガンコに主張し、中心に持ってきた場合。
シロウトだな、フッ。
とか、思われても知りませんゼ。
2.線の交点に被写体を置く
線の交点は4ヵ所あります。
どれかの交点附近に被写体を置くと
魅力的な構図になります。
〈case1〉右下に持ってきた例
〈case2〉左上に持ってきた例
まとめ
グリッドの使い方を2つご紹介しました。
普段の撮影によく使うのは
2つ目の「交点に被写体を置く」方法です。
(水平線とか地平線を普段見る人は少ないんじゃないかと。)
撮影画面にグリッド線があるだけで、
被写体を置く位置を気にするようになり
その結果、構図が魅力的になります。
今まで撮ってきた写真に
何となく物足りなさを感じてきた方は
ぜひグリッドを取り入れてみて下さい。
写真が魅力的になりますよ。