キレイには撮れてるんだけど、
何となく物足りない。
そんな時は「枠」を入れてみましょう。
コツは被写体を枠的なモノで囲うだけ。
それだけでイメージが変わり、
印象的な写真になりますヨ。
「枠」って何?
この記事では、
枠とは被写体を囲む何かを指します。
窓から見た景色であれば、
窓枠が被写体(景色)を囲む枠になります。
いつもの部屋からの眺めも窓枠を入れると
印象深い風景写真になったりします。
では、実例をご紹介しましょう。
枠の要素を入れた写真
〈case1〉枠を入れない例
これは長野県の蓼科山です。
山頂の形が印象深いのですが、
アップで撮ると右に空間が開いて
何だかバランスの悪い構図になってしまいます。
それが嫌で広角にして広がりを狙ったのが次の例。
〈case2〉高角に撮ってみた例
今度は手前の草原が広すぎて、
やっぱりバランスがイマイチ。
(広々感はイイんですけど・・・)
次は、いよいよ「枠」の導入です。
〈case3〉枝を枠にして撮影した例
木の枝を枠代わりにしてみました。
蓼科山は何度か被写体にしたのですが、
どうしても「空間」のバランスが取れなくて
満足できる写真が撮れませんでした。
これが今のところベスト構図です。
〈case4〉通路を枠にしてみたら
公衆トイレの風変わりな柱を撮ろうとして、
その先に見える光景に惹かれました。
(だから何だって感じですね・・・)
〈case5〉カラフルな花畑なんだけど
淡路島の明石海峡公園での1コマ。
花・緑・樹木のコントラストが見事な公園です。
花壇の形と配置、彩りに惹かれて撮ってみました。
確かにキレイなんですが、何か物足りない・・・
〈case6〉窓枠を入れてお気に入りに
石造りの魅力的なトイレに入った時
(またトイレかいっ!)
窓から先ほどの景色が目に入りました。
「これは面白い写真になるぞ。」
と思って撮ったのがコチラ。
偶然、人が入ったのも
絵画的で気に入っています。
まとめ
写真を撮りに出かけた時、
「枠になるもの」を探してみて下さい。
自分なりにテーマを持って見回すと
また違った体験ができて新鮮です。
そうして探して撮った写真は
出来の良し悪しを越えて
ステキな想い出になりますヨ。
ぜひ枠のある写真、撮ってみて下さいネ。