絞り優先モードで撮影するのは
主に被写体が動かない場合です。
そのような場合に
なぜ絞り優先モードで撮るのか。
他にカメラで設定することは?
僕がいつも撮影前に行うカメラの設定や
操作についてもご紹介します。
簡単な操作で写真のレベルがアップしますヨ。
被写体が動かない場合って何?
動かない被写体、風景や植物などです。
僕は風景写真が好きなので、
ほぼ絞り優先モードで撮影しています。
【シャッターを切るまでのカメラ操作】
・モニターにグリッド線を表示する
⇒グリッド線の記事はコチラ
※スマホでもデジカメでも設定は同じです。
・ズームの倍率を決める
・メインの被写体にフォーカスリングの位置を合わせる
・絞り値を決める
・シャッター速度が1/60より速いか確認する
・1/60より遅い場合、ISO(感度)を上げて調整する
・モニター画面を見て露出補正する
・シャッターを切って撮影
文字にすると面倒クサそうですよね。
実際には簡単な操作なので、画像付きでご説明します。
見ればスグに分かりますヨ。
シャッターを切るまでのカメラ操作
ズームの倍率を決める
ズームは単純に遠くの物を大きくするだけではありません。
・ズーム小(広角)は手前から奥までピントが合いやすく、
ズーム大(望遠)より速いシャッター速度で撮影できます。
・ズームを大きくする程ピントの合う範囲が狭くなり、
シャッター速度が遅くなっていきます。
昼間の明るい環境での撮影では手振れを気にする必要は少ないですが、
夕方や夜間のズーム撮影はシャッター速度が遅くなるので
手振れを起こしやすくなります。
そのために、ISO(感度)を上げてシャッター速度を速めたり、
三脚を使ったりして手振れを防止するのです。
簡単に「ズームは手振れを起こしやすい」と覚えておいて下さい。
メインの被写体にフォーカスリングの位置を合わせる
画面のどこにピントを合わせるか、という操作です。
まずはフォーカスリングについて。
中央の赤丸内にある2つの鍵カッコがフォーカスリング。
このリングの内側にピントが合います。
僕のコンデジではこのリングを
画面の好きな場所に配置できる機能があります。
画面の右上とか、
左下↓とかですね。
以前、この機能が無いカメラで困ったことがありました。
手前の赤い実(黄色円内)にピントが合わず、
どうしても奥の木立にピントが合ってしまうのです。
それでこの機能のある機種に買い替えました。
スマホならピントを合わせたい場所をタップすれば
簡単にセットできますよね。
最新のコンデジでもフォーカスリングの位置決めが
簡単に設定できるようになっています。
フォーカスリングの更に重要な役割
フォーカスリングにはピント合わせの他に
もう一つ需要な役割があります。
それは、画面の明るさ。
フォーカスリングのある場所に明るさが合うのです。
例えば次の写真。
手前の葉っぱに合わせてピントと明るさが合っています。
フォーカスリングを背景の木と空に合わせると
気と空に合わせて全体が暗くなってしまいました。
この写真では主役を手前の葉っぱにしたいので、
葉っぱに合わせたピントと明るさにしたい。
だからフォーカスリングを好きな場所に配置する必要があるのです。
撮影後に写真を見て、
暗すぎる/明るすぎる
違う場所にピントが合っている
そんな写真になっていたら、
フォーカスリングを合わせる事で解決できます。
今回のまとめ(次回に続く)
フォーカスリングの重要性がお分かり頂けたでしょうか。
自分の望む場所にリングを配置できる機能は
カメラ選びの重要なポイントです。
これからカメラを買う方はチェックしてみて下さいネ。
続きは次回に。
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