カメラ撮影の方法:見えない暗闇を写すスローシャッターの魅力

肉眼では判別できない暗い光景も
スローシャッターなら簡単に撮影できます。
三脚は必要になりますが、
普段知っているはずの景色が違って見えるのは新鮮な発見です。
今回はキャンドルやランプの
「儚い(はかない)明かり」の魅力をご紹介します。

スローシャッターは闇を浮かび上がらせる

次の写真はクリスマス飾りを肉眼で見た感じを表現しました。

サンタ周辺がボンヤリ明るくなっていますが、
他がどうなっているのかよく分かりませんよね。

これをスローシャッターで撮影してみます。

華やかなクリスマスシーンが浮かび上がりました。

このように、スローシャッターは肉眼では判別出来ない光景を撮影することが出来ます。
(彼女のアラレモナイ寝姿もバッチリですゼ。ウッヘッヘッ。)
注:鈴波は撮影したことはありません。

スローシャッターで暗闇を撮るには

・三脚を使う
・絞り優先モードで撮影する
・2秒程度のセルフタイマーでシャッターを切る

シンプルな方法ですね。
問題は暗くてカメラが被写体を判別できず、ピントが合わない場合。
その場合はマニュアル(手動)操作でピントを合わせます。
おおよその距離が1mなら、カメラの焦点距離の数値も1mにします。

離れた距離で手前から遠くの背景までピントを合わせたいなら
絞りを最大にして(一番絞って)でセルフタイマーで撮影。
シャッター速度はカメラが決めてくれます。

上の写真ではシャッター速度が15秒でした。
通常シャッターを切ると「カシャッ」って音がしますよね。
この時は「カ」と音がしたきり、次の「シャッ」が鳴りません。
自分が聞き逃したか、カメラが壊れたかと心配になるのをガマンしてたら
15秒後に「シャッ」と音がしました。

この時の15秒は長かった・・・

スローシャッターで表現する「儚い明かり」

〈case1〉飾りランプ


風変わりなランプをステンドグラス調の窓の前に置いて撮影してみました。
ランプの明かりで浮かび上がった木目の壁と背後のステンドグラス(調)が
不思議な雰囲気を醸し出しています。(1/30秒で撮影)

〈case2〉飾りランプを追加


謎な形のランプを追加してみました。(1/30秒で撮影)
以前、趣味で焼き物をしていた母が作った手作りのランプ。
普段使わないので、たまには日の目を見せてやろうかなと。

〈case3〉キャンドル


肉眼では儚い明かりも、写真では明るく写っています。
(2秒で撮影)

〈case4〉クリスマスの飾りをズームアップ


金や銀の色をしたクリスマス飾りも明かりで赤く染められました。
(5秒で撮影)

おわりに

スローシャッター、いかがでしたか?
今回は季節外れのクリスマスネタをお送りしました。(爆)
クリスマスでなくても、誕生日ケーキに挿したローソクの明かりなど、
電気を消してスローシャッターで撮ると、ステキな想い出になりますヨ。
「三脚面倒」なんて言わずに、ぜひチャレンジしてみて下さいネ。

最後にお気に入りの写真を1枚。
キャンドルの明かりがテーブルに映った様子がキレイです。
「キャンドルと精霊」(2秒で撮影)

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